自由に色を塗るだけで気づくこと、癒されること…
大人になったら絵を描く機会はほとんどなくなるのが普通ですね。
お仕事で絵を描かれる方を除けば、普通はよほどのことがなければ絵を描くことはないでしょう。
そういう私自身、もしカラーの勉強やお仕事をしていなければ、こんなに絵を描くことはなかっただろうな…と思います。
カラーアートセラピーの学びの中で、たくさん絵を描きました(色を塗った、といったほうがいいかも)。
十数年前、カラーアートセラピストの学びを始めた頃…手に任せて、何を描くでもなく、ただただ毎日色を塗っていました。
ただ目の前の色を感じながら、自分の心と会話しながら、浮かんできた言葉を書き留めながら…。
子供の頃から絵を描くのが好きだった私は、芸術学部のある地元の大学に行き、絵やデザインを学びましたが、卒業して社会に出て毎日の仕事に追われるようになると、絵を描く時間などとても取れなくなり、描きたいものも特になくなり、絵を描くこともほとんどなくなりました。
その頃の私は、自分の才能の無さにも気づいており、とても絵を描く職業などにつくことはないだろうと思っていたのでした。
結婚をして出産をして子育てをして…あっという間に人生の時間は過ぎて行きました。
体調や肌のトラブルなどもあり、引きこもりがちだった30代前半。もともと内向的だった性格のせいもあり、ママ友(と言えるのか?)との付き合いもあまり得意ではなく…
何をするでもなく、娘の子育てと家事をし、本を読んだり編み物をしたり…そんな風に過ごしていました。(これはこれでとても恵まれてはいたのですが…なんとなく晴れない心も感じていました)
そんな時に出会った色彩の世界。
始めはただの楽しいお勉強でした。もともと色が好きだったこともあり、色彩検定の勉強のために、せっせとカラーのスクールに通い1年間で色彩検定の1級まで取得。
その時に初めて知った「パーソナルカラー」という言葉。
自分に似合う色は「冬」の色ということを知り、その頃着ていた服が、なぜ自分が着るとおしゃれじゃないのかの理由を知りました。
もちろん興味が湧き、同じスクールの「パーソナルカラリスト養成講座」にも通いました。
(その頃はそれをお仕事にしようなどとは思っていなかった)
そして、さらに興味を持ったのが「色彩心理」というものでした。
その中でも特に心が動いたのが…アートセラピーだったのです。
使うものは主に画用紙とクレパス。
大人になってクレパスで絵を描くことになるとは思ってもみませんでした。
それも、絵というよりも「色を塗る」というもの。
何も描かなくていい、自由に色を塗るだけでいい…それだけなのに、感じられる深い癒し…これに魅せられました。
これをもっとたくさんの方に知ってほしい。
そういう想いが湧き上がりました。
…それから十年余り、今もその気持ちは変わりません。
むしろ、学べば学ぶほど、その気持ちは強くなりました。
できたら、アートセラピーは子育てに悩んでいるお母さん世代に体験していただきたいものです。
日々のちょっとしたモヤモヤや人間関係、子育ての悩みなど、色を塗って発散することで、自分の本当の気持ちを知り、スッキリしたりリフレッシュしたりするから…。
私自身がそうでしたから。
そして、お母さんが心身ともに健康で元気でいれば、子どもたちにもその良い状態が投影・反映されます。
また、お子様と一緒に絵を描くことで、いろいろなことに気づくこともあります。
お子様にとってもそれはとても楽しいひと時になるのではないでしょうか。
今日もなんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、私が「大人の色彩遊びのアトリエ」を創った理由を思うままに書いてみました。
糸島の小さな色彩遊びのアトリエでは、「色彩心理カラーアートセラピー」の体験ができます。
ご予約をお待ちいたしております♡
結構長文になってしまいました。最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。